健康管理概論 試験問題

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2002年(平成14年)第十六回


128. ある疾病の有病率10%の集団1,000人に対して、敏感度(sensitivity)60%、特異
度(specificity)80%のスクリーニング検査を行った。有病者のうち検査陽性となる
者は何人になるか。
(1) 20人
(2) 40人
(3) 60人
(4) 80人
(5) 100人


129. 最近20年間の1人当たり栄養・食品群別摂取量に関する国民栄養調査結果の推
移についての記述である。正しいのはどれか。
(1)総エネルギー摂取量は増加した。
(2)大豆・大豆製品摂取量は滅少した。
(3)砂糖摂取量は増加した。
(4)緑黄色野菜摂取量は増加した。
(5)果実類摂取量は増加した。

130. 健康状態を示す指標に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 平均寿命とは、その年における死亡状況が一定不変と仮定したとき、0歳の人
 があと平均何年生きることができるかを表した期間である。
b 乳児死亡率とは、出生千人当たりの生後3か月未満の死亡数を表したものであ
 る。
c 有病率とは、人口10万人に対する1年間の新発生の患者数である。
d 合計特殊出生率とは、女子の年齢別出生率の合計で、1人の女子がその年次の
年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの子供の数を表したものである。
     (1) aとb (2)aとd (3)bとc (4)bとd (5)cとd

131. 最近の保健統計に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)男性の平均寿命が80歳を超えているのは我が国のみである。
(2)我が国の心疾患による死亡率は、米国と同水準となった。
(3)我が国の胃悪性新生物の年齢調整死亡率は、欧米諸国の水準まで低下した。
(4)我が国の乳児死亡率は、世界的にみて最も低い。
(5)我が国の周産期死亡率は増加している。

132. 「健康日本21」に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)国民の平均寿命の延伸を目指したものである。
(2)数値目標等を盛り込んだ健康増進計画である。
(3)二次予防に重点を置いた計画である。
(4)たばこに関する項目は含まれていない。
(5)「栄養・食生活」では、レストラン等におけるヘルシーメニュー提供には言及
 されていない。

2001年(平成13年)第十五回


128.  生命表による平成10年現在の日本人の寿命と死亡率に関する記述である。
   誤っているのはどれか。
(1)  平均寿命は世界最高水準を維持しており、女性は男性に比べてその伸びが大きい。
(2)  40歳まで生存する者の割合はすでに高原状(頭打ち)に達しているのに対し、80歳まで
   生存する者の割合はなお増加傾向にある。
(3)  平均寿命に影響する死因で最大のものは男女とも脳血管疾患である。
(4)  平均寿命の伸びは高齢者より若年層の死亡率の低下に負うところが大きい。
(5)  平均寿命を都道府県別にみると、大震災の影響を受けた兵庫県以外では最近ほぼすべての
   都道府県で平均寿命は伸びている。


129.  生活習慣病に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)  生活習慣病は食習慣、運動習慣、休養、喫煙・飲酒等の生活習慣が、その発症進展に
   関与する疾患群である。
(2)  食習慣に関連するものは、成人型糖病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、循環
   器疾患(先天性のものを除く)等である。
(3)  運動習慣に関連するものは、成人型糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、
   高血圧症等である。
(4)  喫煙に関連するものは、肺偏平上皮がん、循環器疾患(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、
   肺気腫等である。
(5)  飲酒に関連するものはアルコール性肝疾患、急性アルコール中毒等である。

130.  第六次改定日本人の栄養所要量に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)  目本人の栄養所要量は、健康人を対象として、国民の健康の保持・増進のための標準
   となるエネルギー及び各栄養素の摂取量を示すものである。
(2)  引き続き平均身長がわずかながら伸長しつつあることを考慮し、体位の基準値は5年後
   の推計値に基づいて算定した。
(3)  年齢階層区分は従来より大きな区分と、近年の各ライフステージの栄養生理学的特性に対応させた。
(4)  過剰摂取による健康障害を予防する観点から、許容上限摂取量を新たに策定した。
(5)  無機質、ビタミンの基準値策定項目を大幅に増加したが、この目的は近年の国際協調
   の高まりや貿易障壁の解消のための表示制度などの整合性確保等に対応したものである。

131.  国の健康づくり施策の沿革に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)  市町村保健センターの設置等の基盤整備は、第二次国民健康づくり主要施策である。
(2)  婦人の健康づくりは、第二次国民健康づくり施策の中で初めてとりあげられた主要施策である。
(3)  健康運動指導士の養成は、第一次国民健康づくりの主要施策の一つである。
(4)  生涯を通じる健康づくりの推進は、第一次国民健康づくり施策の三本柱の一つである。
(5)  健康日本21と称される「21世紀における国民健康づくり運動」は、2001年4月開始
   の新健康増進施策である。

132.  平成10年に実施された国民栄養調査結果に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)  運動習慣(週2回、1回30分以上、1年以上継続)のある人の割合は、成人全体の約10%である。
(2)  1日の平均歩数は男女とも8000歩前後で、若年層は男女ともそれぞれの中高年層に比べ
   少ない傾向にある。
(3)  70歳以上の高齢者は運動習慣のある人の割合も1日の平均歩数も他の年齢層に比べ大きい。
(4)  飲酒習慣者(週3回以上、1日に日本酒1合以上またはビール大1本以上)は、総数で
   女性が男性の半分に達している。
(5)  喫煙者の割合は男性では20〜40歳代で高いが女性は20歳代が最も高い。


2000年(平成12年)第十四回


128衛生統計に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 一時点における集団の断面的な統計が人口静態統計であり、代表的なものが 国勢調査である。
(2) 国勢調査は5年に1度実施され、その結果によって算出される生命表を完全 生命表という。
(3) WHOの提唱する総合健康指標は、粗死亡率、PMIと平均寿命である。
(4) 健康指標の内容として、年齢、地域、年次別等にわけて死亡率が計算される が、これは死亡率を構成する
原因が上記個々の区分別で異なるからである。
(5) わが国では、罹患、受療、保健医療施設数、人的・物的資源の需要と供給の 数値も健康水準の評価に
役立つ指標として活用されている。


129第六次改定日本人の栄養所要量に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 栄養素の欠乏を防ぐ観点に加えて、過剰による悪影響を防止する意図も加え て作成されている。
(2) エネルギー必要量算定の基準は、安静時エネルギー消費量を用いるのが科学 的に妥当であり、
国際的にも広く用いられているので今回の改定から採用し た。
(3) 新たに多種類のビタミン、ミネラルが食事摂取基準として記載されたが、四 訂日本食品標準成分表に
記載のないものも含まれている。
(4) 食事摂取基準とは、平均必要量、栄養所要量、許容上限摂取量の総称をい う。
(5) 許容上限摂取量策定には不確定因子(UF)が使われているが、栄養成分に よって算出根拠が異なることがある。

130日本人の死因構造に関する記述である。誤っているのはどれか。 (1) 男女とも死因の
1位は悪性新生物である。
(2) 胃がん死は男女ともに継続して減少傾向にある。
(3) 気管・気管支および肺の悪性新生物は男女とも増加の傾向が続いている。
(4) 平成10年現在脳血管疾患による死亡率は心疾患によるそれを上回っている。
(5) 平成10年現在3大死因の死亡率は、一ここ1〜2年全死因の60%を超えてい る。

131国民の健康づくり施策に関する組合せである。正しいものの組合せはどれか。
a 第一次国民健康つくり-----生涯を通じる健康つくり推進
b アクティブ80ヘルスプラン-----健康運動指導士の養成
c 婦人の健康つくり事業-----エンゼルプラン
d 第二次国民健康つくり-----市町村保健センターの設置
(1)aとb   (2)aとc   (3)bとc    (4)bとd   (5)cとd

132健康増進施設の意義と内容に関する記述である。正しい組合せはどれか。
健康増進施設は・運動型健康増進施設と[a]の2種類がある。さらに、これ ら健康増進施設のなかには、
[b]などの運動療滋行う指定運動療法施設があ る。
(1) 市町村保健センター-----高脂血症
(2) 運動療法施設-----肥満症
(3) アスレヘルスクラブ-----糖尿病
(4) 温泉型健康増進施設-----高血圧症
(5) 健康増進モデルセンター-----脳卒中


1999年(平成11年)第十三回

128 健康阻害要因と疾病に関する組合せである。誤っているのはどれか。
(1) 工ネルギーの過剰摂取−肥満
(2) 食塩の過剰摂取−脳血管疾患
(3) 脂質の過剰摂取−虚血性心疾患
(4) カルシウムの摂取不足−骨粗しょう症
(5) 食物繊維の摂取不足−肝硬変


129 休養についての組合せである。誤っているのはどれか。
(1) 積極的休養−各種スポーツ
(2) 消極的休養−読書
(3)  ノノレム睡眠−夢
(4)  ストレス−生体のひずみ
(5)  時差−バイオリズム

130 健康の指標に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 平均寿命は総合的健康指標のうち保健福祉水準として広く活用されているものである。
(2) 昭和60年以降のわが国の女性の粗死亡率と年齢調整死亡率との差は、年々大きくなってきている。
(3) PMI(50歳以上の死亡割合)の数値は、生活習慣病による死亡者の増減によって左右される。
(4) 乳児死亡率と別個に新生児死亡率が計算し公表されるのは、死因構造が異なり、対策を別個に考えるべきだからである。
(5) 近年、死亡診断書の改訂が行なわれたが、わが国の死因順位の年次比較には影響を与えなかった。

131 健康増進施設と指導者に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1) 厚生省の認可する健康増進施設には、運動型と温泉利用型の2種類がある。
(2) 健康運動指導士の仕事は、競技能力向上のための運動指導である。
(3) 健康のため安全で効果的に運動を実践させ、習慣化させる動機づけの場である。
(4) 運動、栄養、休養に係わる健康阻害要因を見つけ、総合的にバランスのとれた生活指導を行う場である。
(5) 健康増進施設の中には、医師の指示にもとづく運動療法を実施できる指定施設がある。

132 健康診査の目的についてにの、記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 健康状態の把握
b 予防接種の実施
c 疾病の早期発見
d 治療方針の決定
 (1)aとb (2)aとc (3)bとc (4)bとd (5)cとd


1998年(平成10年)第十二回

128 わが国の健康の現状に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)1970年から粗死亡率は、男女とも低下傾向にあったが、1990年前後から増加に転じてきた。
(2)1970年から1995年までの年齢調整死亡率は男女とも一貫して低下傾向にあるが、男性は常に女性より高率である。
(3)1995年の時点では死因の1位はがん(悪性新生物)であり男女とも、胃がんが一番多い。
(4)1970年以降肺及び腸のがんによる死亡数は男女共年々増加している。
(5)平均寿命の延長には1965年頃迄は感染症、1975年以降は高齢者の脳血管疾による死亡の減少が大きく寄与している。


129 第1回ヘルスプロモーション国際会議(オタワ、1986年)において示された健康増進活動に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)QOLの改善
(2)支援環境づくり
(3)地域活動の強化
(4)自らの手による健康管理
(5)保健サービスの方向転換

130 健康運動実践指導者の役割に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)運動プログラムの作成を行う。
(2)運動療法を行う。
(3)競技能力を向上させる。
(4)運動の実践的指導を行う。
(5)健康度の評価を行う。

131 スクリーニング検査についての記述である。誤っているのはどれか。
a ツベルクリン反応検査は単相スクリーニング検査であるが、血液生化学的検査はしばしば複数の疾病・異常の検出が可能であるため、多相スクリーニング検査といえる。
b スクリーニング検査は疾病の早期発見を主目的としており、第一次予防の主要な内容となっている。
c スクリーニング検査の対象とする疾患はその治療法が確立していて、かつ、治療を受けられる施設が地域的に備っていることが望ましい。
d スクリーニング検査の結果、異常と判定されたものはすべて速やかに医療機関に送り、治療を受けさせねばならない。
 (1)aとb (2)aとd (3)bとc (4)bとd (5)cとd

132 健康管理の実際についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)地域住民を対象として行う健康管理は、保健所と市町村保健センターが協力して行うが、一般的な対人保健サービスの提供は市町村が行っている。
(2)職域で行う健康管理は有害業務従事者を対象とする必要があり、この点が地域保健とは異なる点である。
(3)有害業務従事者の健康管理は、特殊健康診断が重要であり、法規でその内容、実施時期、実施回数等が細かく定められている。
(4)職域での健康管理は特殊健康診断の他に、一般健康診断も実施しなければならず、根拠となる法令は共に労働安全衛生法である。
(5)地域保健の内容としては、母子保健、成人保健、老人保健等が含まれるが、今後は老人保健分野の比重が大きくなる。


1997年(平成9年)第十一回

128 喫煙の害に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)肺がんの危険因子の1つである。
(2)虚血性心疾患の危険因子の1つである。
(3)肺機能を低下させる。
(4)妊婦の喫煙は低体重児出産の原因の1つである。
(5)受動喫煙者は、非喫煙者に比べて、肺がんのリスクが低い。


129 平成6年の国民栄養調査の結果に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)エネルギー充足率は依然100%をこえている。
(2)エネルギー摂取量に占める脂質エネルギーの比率は25%をこえている。
(3)カルシウム摂取量(1人1日当たり)は、600mgをこえている。
(4)食塩摂取量(l人1日当たり)は、12gをこえている。
(5)ビタミンC摂取量(1人1日当たり)は、100mgをこえている。

130 健康科学センターに関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 社会教育として行われる適切な運動のための施設である。
b 運動と温泉利用を適切に組合せて行う施設である。
c 運動を安全かつ適切に行える健康増進のための施設である。
d 地域の民間健康増進施設の技術的中核施設の役割を持つ。
e 都道府県レベルでの健康づくり関連施設の拠点である。
 (1)aとb (2)aとe (3)bとc (4)cとd (5)dとe

131 健康運動指導士の役割についての記述である。正しいのはどれか。
(1)運動プログラムの作成及び指導を行う。
(2)勤務形態に配慮した健康的な生活の指導を行う。
(3)疾病予防のための温泉利用方法の指導を行う。
(4)リラクゼーションの指導を行う。
(5)地域におけるスポーツの普及の指導助言を行う。

132 健康教育に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 活動は専門家の指導のもとに行う。
b 科学的原理に基づいたものである。
c 快適な職場環境を形成するものである。
d 結核の早期発見のための健康診断を行う。
e 食料を適正に供給する。
 (1)aとb (2)aとe (3)bとc (4)cとd (5)dとe


1996年(平成8年)第十回

128 健康阻害の要因に関する記述である。誤っているのはどれか。
(1)栄養の偏り
(2)ストレスの増大
(3)身体活動量の減少
(4)分煙の普及
(5)摂取エネルギー量の相対的増加


129 近年におけるわが国の保健統計についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)日本人の平均寿命は男女とも世界のトップレベルとなっている。
(2)日本人の平均寿命は男女とも80歳を越えている。
(3)死因別死亡率の第一位は、悪性新生物である。
(4)傷病大分類別外来受療率では、消化系の疾患が最も高い。
(5)死因別死亡率の第4位は、肺炎および気管支炎である。
130 「アクティブ80ヘルスプラン」についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)国民栄養調査の実施
(2)栄養所要量の策定
(3)生活改良普及員の育成
(4)健康文化都市推進事業の実施
(5)婦人の健康づくり推進事業の実施
131 「健康づくりのための運動指針」についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)歩くことからはじめよう
(2)一日30分を目標に
(3)息がはずまない程度の楽々ペースで
(4)体調に合わせてマイペース
(5)栄養・休養とのバランスを
132 健康教育についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)保健活動のすべての段階で行われる。
(2)専門家によって行われる支援的な活動である。
(3)保健・福祉のための正しい決定を行う能力を高めるものである。
(4)医学のみの専門分野として位置づけられている。
(5)科学的原理に基づいたものである。

1995年(平成7年)第九回

128 健康増進モデルセンターの機能についての記述である。適当でないのはどれか。
(1)生活および健康の診断
(2)糖尿病患者に対する食事療法
(3)生活プログラムの提案
(4)健康増進の実践指導
(5)個人別の健康記録カードの管理


129 健康増進の必要性の背景のついての記述である。誤っているのはどれか。
(1)慢性的な運動不足。
(2)エネルギーの相対的摂取過剰。
(3)精神的ストレスの増大。
(4)生活習慣に起因する成人病の増大。
(5)交通事故の増大。
130 WHOの健康の定義についての記述である。正しいのはどれか。
a 身体的に完全に良い状態にある。
b 単に疾病でないというだけではない。
c 精神的に完全に良い状態にある。
d 社会的に完全に良い状態にある。
 (1)abのみ (2)acdのみ (3)bcのみ (4)dのみ (5)a〜dのすべて
131 わが国において虚血性心疾患死亡率と負の相関傾向が認められているものがある。正しいものの組合せはどれか。
a 年齢
b 空腹時血糖値
c 血中HDLコレステロール値
d 生活活動強度
e 体脂肪率
 (1)aとb (2)aとe (3)bとc (4)cとd (5)dとe
132 健康教育の方法についての記述である。誤っているものの組合せはどれか。
a 対象者は健康上の問題を主体的に解決できる立場にある人達が望ましい。
b 教育をする側の専門家のみで企画するのが望ましい。
c 住民の理解を得るには、地域の組織づくりよりも個人対応が重要である。
d 教育内容は、現実に即して実現可能な内容のものとする。
e 教育する側とされる側の人間関係を大切にする。
 (1)aとb (2)aとe (3)bとc (4)cとd (5)dとe

1994年(平成6年)第八回

128 わが国の第2次国民健康づくり対策について正しいものの組合せはどれか。
a 「8020」がスローガンとなっている。
b 健康的な生活習慣の確立を図る。
c 1次予防に重点がおかれている。
d 家庭生活と職業生活の調和を図る。
e 「2000年までにすべての人に健康を」を目標としている。
 (1)aとb (2)aとc (3)bとc (4)cとd (5)dとe


129 集団検診のスクリーニングについて正しいものの組合せはどれか。
a 目的とする疾病状態を再現性よくふるい分けるものである。
b 目的とする疾病状態を可能な限り正確にふるい分けるものである。
c 健康状態を正確に把握するためのものである。
d 目的とする疾病状態に対する処理方針を確立するものである。
e ふるい分けができればよいので経費の負担は少ない方法が望ましい。
 (1)aとbとc (2)aとbとe (3)aとdとe (4)bとcとd (5)cとdとe
130 健康運動指導士について正しいのはどれか。
(1)運動プログラムに沿った具体的な運動の指導を行う。
(2)保健所等の行政機関で栄養に関する専門的知識をもとに栄養指導を行う。
(3)ボランティアとして地域において運動の普及を行う。
(4)運動プログラムの作成を行う。
(5)地域住民の日常的スポーツ活動に対して指導を行う。
131 次の疾病とその危険因子の組合せのうち、誤っているのはどれか。
(1)高脂肪食と乳がん
(2)血中低コレステロール値と脳出血
(3)喫煙と肺がん
(4)高血糖と膵臓がん
(5)運動不足と虚血性心疾患
132 我国の部位別悪性新生物年齢調整死亡率の動向で、減少傾向を示しているものはどれか。
(1)胃がん (2)肺がん (3) 大腸がん(4)乳がん (5)前立腺がん

1993年(平成5年)第七回

128 日本国民の健康状態について誤っているのはどれか。
(1)日本は男女とも世界有数の長寿国の一つである。
(2)日本人の平均寿命の伸びはこの20年間で男は約6歳、女は約7歳である。
(3)日本人の死因順位では昭和60年以降心疾患が第2位となっている。
(4)平成元年国民生活基礎調査では有訴者は5人に1人の割合となっている。
(5)平成元年国民生活基礎調査によると有訴者の割合は、15〜24歳以降の男性では年齢が高くなるに従って高くなっている。


129 平成2年国民栄養調査の結果について正しいのはどれか。
a エネルギー所要量を20%以上上回って摂取している世帯は約22%あり、一方20%以上下回っている世帯も約12%であって、かなりの世帯格差がみられる。
b 脂質摂取量のエネルギー摂取量に対する適正比率22.5%を100としたとき、この値が120以上を示す世帯は、50%以上に達する。
c カルシウム摂取量は、約6割の世帯が所要量を20%以上下回っており、約8割の世帯が所要量を満たしているにすぎない。
d 調査対象の平均栄養所要量に対するカルシウム摂取量の充足状況をみると、昭和50年以降所要量を満たしたことはない。
e 脂質エネルギー比率はこの3年間連続して適正比率の上限である25%を上回って摂取している。
 (1)aとbとc (2)aとbとe (3)aとdとe (4)bとcとd (5)cとdとe
130 厚生省のアクティブ80ヘルスプランについて正しいのはどれか。
a 各種スポーツ指導者の養成
b 栄養・運動・休養のバランスのとれた健康習慣の確立
c 第一次予防に重点
d 民間活力の積極的な導入
e 労働時間の短縮
 (1)aとbとc (2)aとbとe (3)aとdとe (4)bとcとd (5)cとdとe
131 健康増進について正しいのはどれか。
a 日常、適度な運動をする。
b インフルエンザ流行期にマスクを用いる。
c 高脂肪食は健康によい。
d 楽しい食事をする。
e いつも心を明るくもつ。
 (1)aとbとc (2)aとbとe (3)aとdとe (4)bとcとd (5)cとdとe
132 健康運動指導士について正しいのはどれか。
(1)栄養所要量の策定
(2)国民栄養調査の実施
(3)生活状況の把握
(4)運動プログラムの作成
(5)運動所要量の策定


1992年(平成4年)第六回

128 健康増進が必要となった理由についての正しい組合せはどれか。
a 社会保障制度の充実
b エイズなど新しい感染症の増加
c 医療技術の進歩
d 老年人口の増加
e 成人病の増加
 (1)aとb (2)aとe (3)bとc (4)cとd (5)dとe


129 健康増進の現状についての記述である。正しいのはどれか。
(1)学校保健統計によると、児童生徒の体格はすべての年齢で男子が女子を上まわっている。
(2)昭和63年の国民栄養調査によると、ふだんよく運動する子供は10人に1人の割合である。
(3)平成元年の体力・運動能力調査によると、児童生徒の敏捷性は劣り、柔軟性は向上する傾向であった。
(4)学校保健統計調査によると、肥満傾向の者が、小学生、中学生、高校生ともに増加傾向を示している。
(5)この肥満傾向の者の割合は、男子より女子の方が高い。
130 平成元年の国民栄養調査についての記述である。正しいのはどれか。
(1)1日1万歩以上歩く者は男子で40%、女子で20%であった。
(2)1日の歩数は男子は女子より10%程度少ない。
(3)1日の歩数が多いほど最高血圧および最低血圧とも高い傾向がみられた。
(4)1日の歩数が多いほどHDL-コレステロール値の高くなる傾向がみられた。
(5)男女とも1日の歩数が、2,000歩に満たない者が最も多かった。
131 健康診査についての記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 治療結果の把握
b 健康状態の把握
c 疾病の早期発見
d 体力の把握
 (1)b以外のすべて (2)aとb (3)bとc (4)dのみ (5)a〜dのすべて
132 健康管理に関する用語と解説の記述である。正しいものの組合せはどれか。
a スクリーニング――治療方針の決定
b アクティブ80ヘルスプラン――1980年代の健康施策の充実
c トータルヘルスプロモーションプラン――労働者の健康増進
d 健康教育――健康についての自覚を高めるとともに、健康に関する知識を普及するための指導および教育
e プライマリーヘルスケア――第一次医療のことで医療機関がこれにあたる
 (1)aとb (2)aとe (3)bとc (4)cとd (5)dとe

1991年(平成3年)第五回

128 血中ヘモグロビン量で貧血の有無を判断した。最初は10g/dl以下を貧血としたが異常者が少なかったので、基準をあげ12g/dl以下を異常者とすることとした。この場合、敏感度や特異度はどのように変るか。
(1)敏感度、特異度ともに低くなる。
(2)敏感度は高くなるが、特異度は低くなる。
(3)敏感度は低くなるが、特異度は高くなる。
(4)敏感度、特異度ともに高くなる。
(5)敏感度、特異度ともに変らない。


129 次は健康教育についての記述である。正しいのはどれか。
(1)健康教育のねらいは正しい知識を理解させることにあるので、これが日常生活の中で実践されるかどうかは無関係である。
(2)テレビ、ラジオは多数の人を対象に多くの情報を流すことができるので健康教育の方法としては最もよい手段である。
(3)健康教育は本人自身を教育することが必要であり、たとえ家族が問題解決の鍵を握っていたとしても対象とすべきではない。
(4)健康教育の1つとして地域の組織づくりが重要視されているが、これにはリーダーをおかず、いつの場合でも話し合いによる民主的な方法で運営される必要がある。
(5)健康教育の評価はその事業が終わってから行うものではなく、事業の実施中でも絶えず行い、その結果を実施面に反映させる必要がある。
130 健康運動指導士についての記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 運動プログラムの作成を行う。
b 運動プログラムの実践指導を行う。
c 地域ボランティアである。
d 第1次国民健康づくりの事業としてスタートした。
e 厚生省が指定する養成機関で所定のカリキュラムを修了した者に資格が与えられる。
 (1)aとb (2)aとc (3)bとc (4)cとd (5)dとe
131 国民の健康・生活状況にかかわる最近の動向について、正しいのはどれか。
(1)皮下脂肪厚から見たわが国中年女性の肥満者の割合は増加しつつある。
(2)喫煙者率は低下しつつある。
(3)わが国の喫煙者率は男女とも米国や英国のそれに比べ低い。
(4)わが国の飲酒者数は減少しつつある。
(5)わが国のアルコール依存者数はほぼ一定の割合で推移している。
132 健康増進モデルセンターについての記述である。正しいのはどれか。
(1)各個人の健康度を測定する検査部門と、その結果に基づき実践指導を行う実地指導部門からなっている。
(2)民間の施設でも、国庫補助対象になっているものもある。
(3)地域の医療機関と連携して業務を分担し、センターは体力測定と健康指導を行う。
(4)生活プログラムの作成は、栄養士のみで行うこととされている。
(5)運動負荷検査は、体力測定と運動プログラム作りのためだけに行われている。


1990年(平成2年)第四回


48 次は成人病とその危険因子(リスクファクター)との組合せである。誤っているのはどれか。

(1)皮膚がん――――過剰の紫外線被曝

(2)肝臓がん――――広節裂頭条虫

(3)白血病―――――レントゲン(電離放射線被曝)

(4)虚血性心疾患――喫煙習慣

(5)糖尿病―――――肥満

49 貧血のスクリーニング検査として100名の者に対し血中ヘモグロビン濃度を測定した。その結果、異常と判定された者が50名、正常と判定された者が50名であった。さらに精密検査を行ったところ、実際の貧血患者は20名で残りの80名は健康考であった。この場合の偽陽性率(異常と判定されたもののうち疾病のないもの)は次の値のうち正しいのはどれか。
(1)20%
(2)25%
(3)30%
(4)40%
(5)60%

50 健康増進に関する以下の組合せのうち、誤っているのはどれか。

(1)アクティブ80ヘルスプラン――第2次国民健康づくり対策

(2)疾病の発生予防・健康増進――1次予防

(3)適正な運動の目安――――――運動所要量

(4)健康運動指導士―――――――公的施設における実践運動の指導

(5)健康づくり推進協議会――――地域における健康づくり施策の企画、審議

51 婦人の健康づくり推進事業についての記述である。正しいのはどれか。
(1)対象者の年齢は18歳から64歳までである。
(2)家庭、自営業及び職場の婦人を対象とする。
(3)診査の対象とされているものは肥満や貧血等である。
(4)地域活動の担い手である食生活改善推進員は市町村保健担当職員の中から選ばれる。
(5)この事業は現在全国すべての市町村において実施されている。
52 昭和62年国民栄養調査による食生活・運動の現状である。誤っているのはどれか。
(1)食塩の摂取は調味料からは減少しつつあるが、加工食品由来のものはほとんど変化していない。
(2)15歳以上の各年代で、肥満者の割合が最も多いのは男女とも50歳代である。
(3)15〜29歳女子のるいそう率は増加している。
(4)運動習慣のある者の割合は、男女とも30〜50歳で最も低い。
(5)朝食の欠食は、男女いずれにおいても13〜18歳で最も多い。


1989年(平成元年)第三回

48 健康管理にあたっては対象とする人間の健康状態に即して5段階の対策が必要であり、これらを総合したものを総合保健(包括医療)といっている。次のうち5段階に属さないのはどれか。
(1)健康増進
(2)疾病予防
(3)早期診断、早期治療
(4)リハビリテーション
(5)ターミナルケア


49 第2次国民健康づくりとして国はアクティブ80ヘルスプランを提唱しているが、次の中でこのプランの対象となっていないもはどれか。
(1)機能性食品の開発の研究
(2)第4次改定日本人の栄養所要量の策定
(3)健康づくりのための運動指導者の養成
(4)運動普及推進員(ボランティア)の育成
(5)休養のあり方に関する研究

50 次の組合せのうち誤っているのはどれか。

(1)筋力―――――握力

(2)柔軟性――――立位体前屈

(3)筋持久力―――伏臥上体そらし

(4)敏捷性――――反復横とび

(5)全身持久力――5分間走

51 長期の臥床(ベッドレスト)のような、運動不足状態において見られる生理的現象として正しいのはどれか。
(1)安静時心拍数の減少
(2)尿中カルシウム排泄の減少
(3)最大酸素摂取量の増加
(4)筋の肥大
(5)血漿インスリン濃度の上昇
52 人体に対してストレスとなる要因の記述である。正しいものに○を、誤っているものに×をつけた。次のうち、正しい組合せはどれか。
a 睡眠
b 生活リズムの乱れ
c 職場の人間関係のあつれき
d 感染
e 寒冷

   a  b  c  d  e

 (1)○ × ○ × ○

 (2)× ○ × ○ ○

 (3)○ ○ ○ × ○

 (4)○ × ○ ○ ○

 (5)× ○ ○ ○ ○


1988年(昭和63年)第二回

48 地域で集団を対象とした健康診査を行う場合の留意点についての記述である。誤っているものはどれか。
(1)発見すべき疾病がその地域の住民について重要なものであること。
(2)疾病が早期に発見され、治療されれば本人にとって大きなメリットがあること。
(3)疾病の早期発見のために必要な精密かつ確実な診断方法が確立されていること。
(4)発見された者の診断を確定し、その治療が行えるような医療機関が整備されていること。
(5)健康調査のために要した費用や労力と患者の社会復帰や医療費の節減が見合うものであること。


49 健康増進を志向した運動指導の結果として期待できる身体的変化はどれか。
a 血圧の正常化
b 酸素利用能(有酸素能力)の向上
c 安静時心拍数の低下
d 血清HDLコレステロール濃度の低下
 (1)aのみ (2)aとb (3)aとbとc  (4)aとcとd (5)a-dのすべて
50 健康診査(健康診断)のうち昭和53年度から始まった国民健康づくり連動の一環として実施されているものはどれか。
(1)3歳児の健康診査
(2)小学校就学時の健康診断
(3)結核の健康診断
(4)家庭婦人の健康診査
(5)40歳以上の老人健康診査
51 現代の健康阻害要因についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)女性の間にダイエット志向が広がり、栄養素の摂取不足による貧血が急速に増加している。
(2)家庭生活の電化や労働の場での機械化等によって運動不足となり、心疾患を引き起こす誘因ともなっている。
(3)職場での人間関係の複雑さや機械化による非人間性の増大等によってストレスがふえ、ノイローゼや心身症の増加が指摘されている。
(4)若い女性の間に喫煙者が増えており、これらの女性が妊娠中も吸い続けると低体重児や流産早産等が多発する可能性がある。
(5)大量に飲酒するものが増え、わが国のアルコール中毒症(依存症)はすでに150万人をこえている。
52 健康管理の1つとして行われる健康相談についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)健康相談の意義は面接を通じて自分の健康問題を自ら解決していくよう援助することにある。
(2)健康相談に当たっては相手の立場に立って相手をよく理解するよう努めなければならない。
(3)面接によってお互いの気持ちが通じ合い、信頼関係が確立されれば健康相談の目的は達せられやすい。
(4)老年痴呆などの精神衛生上の問題は相互の意志疎通が困難なので一般の健康相談の対象とすべきではない。
(5)老人保健事業の相談は必ずしも面接のみに限定することなく必要に応じ検尿や血圧測定を行ってもよい。

1987年(昭和62年)第一回

48 心肺機能を高めるための有酸素的運動の種目として不適当なものはどれか。
(1)速歩
(2)ジョギング
(3)サイクリング
(4)ウェイトリフティング
(5)水泳


49 最近の国民栄養調査にみられる肥満の動向として、正しいのはどれか。
(1)肥満者の割合は、どの年代でも増加している。
(2)20歳代の女性における肥満者の比率は、他の年代の女性に比べて著しく高い。
(3)男性の60〜70歳代における肥満者の比率は、他の年代の男性に比べて著しく高い。
(4)40〜50歳代の女性は、一般に他の年代の男女に比べ肥満者の比率が高い。
(5)男女とも、年齢が高くなるにつれて、肥満者の比率が高くなる傾向にある。
50 喫煙と健康についての記述である。誤っているのはどれか。
(1)我が国の喫煙率は、近年著しく低下し、男女とも欧米諸国に比べると低い水準にある。
(2)喫煙によって、肺だけでなく喉頭、食道などの他の臓器に係るがん死亡率も高くなる。
(3)妊娠中の女性が、タバコを吸い続けると、胎児の発育が妨げられ低体重児が生まれやすい。
(4)副流煙は、主流煙に比べ、アンモニア、ニコチン、一酸化炭素などの有機物質が高濃度に含まれている。
(5)禁煙すれば、肺がん、虚血性心臓病などによる死亡率は、次第に非喫煙者に近い水準まで低下する。
51 衛生教育についての記述である。不適当なものはどれか。
(1)健康教育は、正しい知識を与えるだけではなく、その知識を行動に変容させることが大切である。
(2)健康教育の対象者は、必ずしも健康教育上の問題を持っている人とは限らず、場合によっては、その家族の方が問題を持っている場合もある。
(3)人々の理解を高め、実行を促す健康教育の方法としては、話合いを中心とした集会が効果的である。
(4)簡単なことを理解させることや多くの人達への情報伝達には、マスコミュニケーション的な手法がよい。
(5)住民を行政に協力させる組織として、コミュニティオーガニゼーションがある。
52 集団検診では、まずスクリーニング検査を行い、健康者と異常者を振り分けるが、このスクリーニング検査の機能を示す指標としての敏感度について、正しいのはどれか。
(1)罹患していない者を陽性と判定する率
(2)罹患している者を陰性と判定する率
(3)罹患している者を陽性と判定する率
(4)罹患していない者を陰性と判定する率
(5)陽性と判定したうち、罹患している者の率